それではノベルゲーム「しのちゃんの一日」の制作過程を見ていきましょう。まずはゲーム制作の下準備として新しいプロジェクトを作り、必要なアセットをインポートします。
新しいプロジェクトの作成
まず最初に新しいプロジェクトを作成します。新しいプロジェクトの作り方は他の作例でも紹介しているので詳細は省略しますが、UnityHubを開いて「新規作成」ボタンから作ることができます。
それで今回のゲームでは3Dモデルを使いますが、モデルの映し方などは2Dと同じ方式を使うので「2D用テンプレート」でプロジェクトを作成してください。
プラットフォームをWebGLに変更する
次にプロジェクトのプラットフォームをWebGLに変更します。メニューバーからビルド設定を開き、左下のメニューからWebGLを選択して「Switch Platform」ボタンを押してください。
あと、ビルド設定を開いたついでに解像度の設定も行います。左下のボタンを押して「プレイヤー設定」を開き、解像度を800×600にしておいてください。
必要なアセットのインポート
そうしたらゲーム作りに必要なアセットをダウンロードしてインポートしていきましょう。今回のゲームで使うアセットは次の4つです。
- くろくま基本アセット
- Fungus
- UniVRM
- Anime Girl Idle Animations Free
くろくま基本アセット
あらゆるゲームに使える基本機能を提供する、私お手製のアセットです。今回はタイトル画面とかを簡単に用意するために導入します。
「くろくま基本アセット」紹介ページ(※姉妹サイトに飛びます)
上記ページのリンクからUnitypackageファイルダウンロードしたらインポートしてください(※メニューバー→「アセット」→「パッケージをインポート」→「カスタムパッケージ」から選択)。
そうしたら「Assets」フォルダ内に次のようなフォルダを作成してください。
つまり「Resources」フォルダを作り、その中に「Audio」、さらにその中に「BGM」と「SE」フォルダを作るということですね。以降、BGMやSEのファイルはそこに入れるようにしてください。
Fungus
RPGやノベルゲームのような会話イベントを簡単に作成できるアセットです。
アセットストアからダウンロードしてインポートしましょう。
UniVRM
あとで説明する「VRoid」というソフトで作った3Dキャラクターモデルをインポートするためのアセットです。このアセットはアセットストアにはないので、GitHubというサイトの下記URLから最新版をダウンロードしてください。
Releases · vrm-c/UniVRM · GitHub
Anime Girl Idle Animations Free
アニメキャラ向けの待機アニメーション集です。アセットストアからダウンロードしてください。