ゲームを完成させるコツ

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ゲーム制作で最もよくある悩みとして「ゲームが完成しない」(俗にいうと「エターなる」)というものがあります。これは私自身も何度も経験したことがありますし、他の人のゲームで未完のまま放置された作品をいくつも見たこともあります。聞いた話によるとなんと9割の自作ゲーム完成しないそうです。

それでこのページを見てくださっている方は「ゲームを作るからには完成させたい!」と思っている方ばかりだと思いますが、実際のところ今言ったような厳しい現実があるのでなかなか難しいものがあると思います。そこで僭越ではありますが、今まで10作以上のゲームを完成させてきた私が「ゲームを完成させるコツ」についてアドバイスします。

なぜゲームが完成しないのか?

では、そもそもなぜゲームが完成しなくなってしまうのでしょうか。理由は色々あると思いますが、最もありがちなものとしては次の2つが挙げられます。

  • やる気や時間がなくなったから
  • 「ゲームのアイデア>実現力」になってしまっているから

やる気や時間がなくなったから

まずはやる気や時間が無くなってしまい、ゲームを作る余裕がなくなってしまうパターンです。ゲーム制作は大変ですし時間もかかるので、例えばそういうことを知らずに生半可な覚悟で臨むと「面倒くさい」「もう嫌だ」となってしまい挫折します。また「作ってみたら面白くなかった」という場合もあるほか、単純に仕事や勉強が忙しくなって十分な時間が確保できない場合もあるでしょう。

それで正直に言いますが、これが理由で完成しない場合はどうしようもないと思ったほうがいいです。繰り返しになりますがゲームを作るにはやる気と時間が必要なので、まずその2つのリソースを確保できないと何もできないからです。こうなってしまったらまず完成しないと思ったほうがいいでしょう。

「ゲームのアイデア>実現力」になっているから

次にもう一つはゲームのアイデアが壮大すぎて手に負えないのに、そのことに気づいていないパターンですね。これはゲーム制作初心者・とくに商業ゲームに憧れてゲーム制作を始めた人に最もありがちです。ほぼ実力ゼロなのにこれから作るゲームのイメージだけは商業レベルなので、いつまで経ってもイメージ通りのゲームにはならず最終的に挫折します。

ただ、こちらのパターンは1つ目のパターンよりもかなり救いがあります。なぜならこちらのほうはやる気や時間はある場合が多いので、考え方さえ変えれば何とかなるからです。そこで、ここではこちらのパターンについての対処法をアドバイスすることにしますね。

ゲームを完成させるためのコツ

私がゲームを作るときに常に念頭に置いているコツは次の4つです。

  1. 何よりもまず「完成させること」が重要だと心得る
  2. 「作りたいゲーム」ではなく「作れそうなゲーム」を作る
  3. そのゲームで実現したいことを明確にする
  4. 楽するために苦労する

何よりもまず「完成させること」が重要だと心得る

ゲームを作るにあたって最も重要なこと。それは「ゲームを完成させること」です!

こう書くと「何を言ってるんだ、面白いゲームを作るのが一番重要だろう」と言う人がいるかもしれませんが、それはちょっと違います。なぜなら未完のゲームはどんなに面白くても「未完成」のレッテルが貼られて正当に評価されないからです。

例えばの話、あなたは未完成の商品を買いますか?「せめて完成させてから売れよ」と思いますよね。それと同じことです。完成していなければ他の完成品と同じ土俵で評価してもらえることは絶対にないので、面白いかどうか以前にまず完成させないといけないのです。

ただし、そうは言ってももちろん「ゲームを作るからには面白いゲームを作りたい」「時間をかけてでも面白くしたい」と考えるのはとても重要なことです。ここではあえて完成させることが第一だと強調しましたが、実際には面白さと完成させやすさのバランスをとることが大切です。

「作りたいゲーム」ではなく「作れそうなゲーム」を作る

さて、先ほど「ゲームのアイデア>実現力」となるとゲームが完成しないという話をしました。じゃあどうすればいいのかというと、ゲームのアイデアを実現できるレベルに引き下げればいいのです。これがゲームを完成させるためにできる一番簡単な方法です。

そこでゲームを作るときの考え方を「作りたいゲームを作る」から「作れそうなゲームを作る」に変えてみてください。こう考えることでより現実的になることができ、格段にゲームを作りやすくなります。

そのゲームで実現したいことを明確にする

ゲームを作るにあたっては「そのゲームで何を実現したいか?」という軸をはっきりさせておくのは重要です。

というのも、この部分がボンヤリしているとコンセプトがうまくまとまらず作るのが大変になりますし、明確な目的がないのでゲーム制作のモチベーションも上がらないからです。さらに、もし完成までこぎつけたとしてもプレイヤーに「あ、このゲーム適当に作られてるな」という印象を与えてしまいます。

なのでゲームを作る前には「何を実現するか」「なぜそれを実現したいのか」をしっかり考えておきましょう。

例えばこの講座のゲーム「ユニティちゃんパルクール」なら…

  • 何を:かわいい女の子の3Dアクションゲームを作りたい!
  • なぜ:かわいいキャラが動く様子を見て癒されたかったから。あと、3Dアクションゲーム作りに挑戦したかったから。

という感じですね。この2つは具体的であればあるほど良いです。

楽するために苦労する

ゲーム制作はとにかくやることが多くて大変です。そこで手作業を自動化するなど、「楽をするために苦労する」こともとても大切です。

例えばの話ですが、100個のファイルの名前を変更する場合を考えてみましょう。この作業を手作業でやる場合とプログラムを組んで自動化する場合を比較すると、

  • 手作業でやる:
    頭を使わずに済む。しかし、大変だし時間もかかるしミスもあるかもしれない。
  • プログラムで自動化する:
    頭を使ってプログラムを組む必要があるが、一瞬で終わりミスもない。

という違いがあります。もしこの作業が1回だけなら手作業もありかもしれませんが、何回もやるかもしれないことを考えると断然自動化したほうがいいですよね?この例でいうと自動化は最初こそ苦労しますが、後々すごく楽できることを考えばそちらの方が賢い手段だということが分かります。

ゲーム制作においてもこれと全く同じことが言えます。なので手作業を自動化できないか?もっと楽できないか?を常に考えるように心がけると良いでしょう。

どうしても完成しなければ新しいゲームを作るしかない

以上、少々長くなりましたがゲームを完成させるためのアドバイスを書きました。

しかしこれらのアドバイスを踏まえても、どうしてもゲームが完成しなくなってしまうこともあると思います。そういう場合はどうするか?もうどうしようもないです。新しいゲームを作りましょう。

完成したクソゲーは未完の大作に勝る

ともあれ、ゲームは完成させるに越したことはありません。未完の大作は完成したクソゲー未満の価値しかないのですから。

皆さんが無事ゲームを完成させられることを願っています。